庭に使う石で、眺めを主とした石を景石と呼びます。
沓脱石とは縁先から庭に降りたつために置かれる石で、飛石と同じく、実用と美的空間構成要素の二つの意味をもちます。自然石の平石を使いますが、加工して作られて物もあります。
飛石は歩行のときに、土や雨の雫などで、着物や草履が汚れないように、庭に打たれたもの。実用的な「用」と観賞的な「美」のため用いられます。
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古来、日本では神社仏閣に参詣する際に手や口を清める風習があり、露地や庭園に用いられるようになりました。
石灯籠の起源は本来仏教の献灯にあると考えられています。それがまず照明と添景のため、露地に取り入られるようになりました。
茶庭から始まった石燈籠は、やがて他の様式の庭にも用いられるようになり、「用と美」の兼用で用いられていた物が、書院式庭園のように単なる装飾物として使われるようにもなりました。
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>> 施工実例は、Photo Galleryのページにありますので御覧下さい。